(夜の砂漠、立つルシール、ナルミ、ミンシア)

ルシール「それでは行くよ、ナルミ、ミンシア……

「でも、その前にミンシア」

ミンシア「なっ……何よ」

ルシール「いよいよ真夜中のサーカスとの最終決戦だからね。
「お前のような普通の人間が、足手まといにならないといいのだがねぇ」

ミンシア「なんですって! ルシール、私をただの人間と見くびらないでよ! 私はね……」

ナルミ「ミンシア、相手は自動人形だ。並の覚悟じゃ闘えないぜ」

ミンシア「ミンハイ!」

ルシール「……まあいい。それでは、お前がどれだけしろがねに近いか、試して見る必要があるようだね」

ミンシア「試すって……まさかルシール!」

ルシール「そうとも、そのまさかだよ」

 

 

 

 

 

からくりサーカスオリジナルストーリー
コミックス16巻発売記念特別おまけクイズ
超熱血機巧クイズ
あなたのしろがね度チェック!

 

このおまけの楽しみ方

1:このページをご家庭・学校または職場のプリンタでプリントしよう!
2:本屋さんかコンビニへ行って「からくりサーカス」16巻を買おう!
3:コンビニや学校または職場のコピー機で、コミックスにあわせて縮小しよう!
4:ハサミとノリを使って、コミックスの巻末に貼りつけよう!
注意!
 印刷・コピーは、学校や会社の人にバレないようにね♪

 

おほほほ、ではお前に我々しろがねと共に闘う資格があるか、

どれだけしろがねに近いか、そのしろがね度をテストしてやろうね。

読者みんなも挑戦してごらん。

問題は10問。すべて、「からくりサーカス」コミックス第16巻から出題してるから、

持ってない人は今すぐ本屋に行っといで。

 

 

 

問1 まずは小手試しだよ。
次の会話の( )に適当な言葉を入れて、もっとも適切な会話をa〜cから選んでごらん。

 

 

ミンシア「ど、どういうことさ……ルシール」

ルシール「……(     )、(     )フリ……」

ミンシア「え?」(p9より)

 

 

 

a:ルシール「……生きてないのに、生きているフリ……」
 ミンシア「え?」

b:ルシール「……ご飯がないのに、ふりかけフリフリ……」
 ミンシア「え? 
おいしいの、それ……?

c:ルシール「……加藤鳴海は、現在フリー……」
 ミンシア「え? 
やった、チャンスね!

 

 

 

 

 

 

問2 ミンシア、あんたがパンタローネに切った啖呵を覚えているかい?
 次のセリフの( )にふさわしい言葉をa〜cから選んでおくれ。

ミンシア「うるさいね! ニヤニヤ笑ってんならアンタが向かってきなさいよ!

「流行(                )はいてるくせにさ!!」(p36より)

 

 

 

a:
ミンシア「
流行遅れのヘンなだぶだぶズボンはいてるくせにさ!!」

パンタローネ「そうよ、これこそ
パンタローネパンタロンね♪

チャイナ・ドール達「……(おどおどびくびく震えてる)

 

b:
ミンシア「
流行最先端の、
香港
ヤオハンで先月に
先着1名様限定超破格値セールで売ってた
(税別1,480HK$)
ピエール=カルダンデザイン新作タータンチェックフレアスカートなんて
はいてるくせにさ!!」

パンタローネ「そのとおりよ! 
どう……似合うかしら?」

ルシール「詳しいねミンシア。さては、買いたかったのかえ?」

ミンシア「……ほ、ほ、ほっ、欲しくなんて……なかったわよぉ……うう

 

c:
ミンシア「
流行のきざしをみせてる
A香港型インフルエンザにかかって
胃腸の具合が悪くなって、昼食に食べたばっかりの
四川名物麻婆豆腐はいてるくせにさ!!」

ルシール「ミンシア……はくの意味が違うよ」

ミンシア「あ……あら、
日本語って難しいから……てへ♪」

 

 

 

 

 

問3 私が語った自動人形の弱点を覚えているかえ?
 さて、次の会話のAとBに入るのにもっとも適当な言葉の組み合わせを選んどくれよ。

 

ルシール「人形は(A)の前では、
目にも止まらぬスピードで動いてはいけないのさ」

ミンシア「(A)って……?」

パンタローネ「『(B)』を、
我々の本能はそう判断する。だが、それがどうした」(p71より)

 

 

 

a:丘の上の王子様−スコットランドの民族衣装にバグパイプを持った者

b:パンチラ狙いのカメラ小僧−イベントで、カメラを持って押し寄せる者

c:観客役の人間−攻撃用の機械的兵器を持たぬ者

 

 

 

 

 

問4 ミンシア、それからナルミ。私がこう言ったのを覚えてるかえ?

 

ルシール「ナルミ……いいえ、今は白銀様。

「この本には恐ろしいことが書いてあります!」(p74より)

 

さて、この本に書いてあった恐ろしいこととは、どんなことだったかねぇ。

 

:本当にあった怖い話(恐怖! 真夜中の学校編)

:生命の水の所在

:からくりサーカス連載打ち切りが議題に上った
少年サンデー編集会議議事録

 

 

 

 

 

問5 まず次の会話をお読み。

師父「遅いぞ、鳴海」

ナルミ「すいません、梁師父」

ナルミ「師父……すいません」

師父「(            )」
(p100〜101より)

さて、Aナルミは何に遅れてきたのかえ? そしてB( )に入る師父の言葉は?

AとBを正しく組み合わせたものを、a〜cから選んでごらん。

 

a:
A闘いの現実
B遅いんだよ……

ルシール「ようやく我を取り戻したね……ナルミ……」

b:
Aラブラブデートわせ
Bうう
いいよ、実は私も今来たと・こ・ろ♪……
ルシール「ようやく愛を取り戻したね……ナルミ……」

c:
A梁センセの超過酷熱血拳法修行道場
B罰として、
腕立て腹筋各2000回だ!……
ルシール「ようやく熱血スポ根路線を取り戻したね……ナルミ……」

 

 

 

 

 

問6 今度はミンシア、私とあんたの父親の会話だよ。
( )に適当な語句を入れて、完成させた会話をa〜cから選んでごらん。
そうそう、文中の『この本』の内容もしっかり考えておくれよ。

ルシール「ルシール=ベルヌイユといいます。
「いつか……(    )でもご一緒しましょう」

師父「いいですな……
(    )は、
王とこの本が語ってくれます。
王は私の(    )ですから」
(p104より)

 

a:
ルシール「いつか……
お茶でもご一緒しましょう」

師父「いいですな……
「すべては、
王とこの本
(白家の書付)が語ってくれます。
王は私の
一番弟子ですから」

b:
ルシール「いつか……
温泉卓球でもご一緒しましょう」

師父「いいですな……
「私の腕前は、
王とこの本
(梁剣峰著・私が愛しの温泉卓球)が語ってくれます。
王は私の
全中国温泉卓球選手権大会
最大ライバルですから」

c:
ルシール「いつか……
キャンディ・キャンディのビデオ鑑賞でもご一緒しましょう」

師父「いいですな……
「私のキャンディフリークぶりは、
王とこの本
(梁剣峰著・キャンディキャンディ研究序説)が語ってくれます。
王は私の丘の上の王子様ですから」

 

 

問7 梁師父、彼の人生哲学は立派だったよ……
セリフの( )に言葉を入れて、その高潔な思想を、a〜cのうちから選んでごらん。

師父「ミンシア……
私が、(  )に(  )をめざしてゆくおまえを許さなかったのは、

「私にとって、
『(       )』という行為が
どうしても嫌だったからだ」
(p106より)

 

a:
師父「ミンシア……
私が、モロッコにニューハーフをめざしてゆくおまえを許さなかったのは、
私にとって
『行きつけのゲイバーで、
新入り美人に接客されてたら実は(元)息子だった』
という行為がどうしても嫌だったからだ」

b:
師父「
ミンシア……私が、
桃花源に精霊をめざしてゆくおまえを許さなかったのは、
私にとって
『うしとらネタを取り入れて
人気アップ狙う』という行為がどうしても嫌だったからだ」

c:
師父「ミンシア……
私が、香港に役者をめざしてゆくおまえを許さなかったのは、
私にとって『何かを真似し演ずる』
という行為が
どうしても嫌だったからだ」

 

 

問8 あの時のパンタローネには驚かされたよね。
それじゃ( )に言葉を入れて、ヤツを語った会話を完成させておくれ。   

 

ナルミ「(      )するだとォ!」

ルシール「ヤツの得意技さ、こうなったら
(        )でも対抗できない!」

ミンシア「きゃ!」

王「お嬢さん!!」(p111より)

 

a:
ナルミ「ダイコン
かつらむきにするだとォ!」

ルシール「ヤツの得意技さ、
こうなったら
庖丁人■平でも対抗できない!」

ミンシア「何よ料理くらい、中華5千年歴史……きゃ!
王「お嬢さん!!」

ミンシア「いったぁーい……指切っちゃった、てへ♪」

b:
ナルミ「服を脱ぎながら踊るだとォ!」

ルシール「ヤツの得意技さ、こうなったら
どんな
宴会芸でも対抗できない!」

ミンシア「きゃ!」王「お嬢さん!!」

ミンシア「……でも、よく見たら……ふっ

パンタローネ「がぁぁぁんんっ!

c:
ナルミ「岩を球にするだとォ!」

ルシール「ヤツの得意技さ、
こうなったらマリオネットでも対抗できない!」

ミンシア「タマですって……きゃ!」
王「お嬢さん!!
 なんか勘違いしてませんか……

 

 

問9 ミンシア、お前の父は本当に立派な人間だったよ。
そういえばパンタローネ相手に渡りあったとき、彼は何に腰掛けてたかえ?
 次の会話をヒントに考えとくれよ。

師父「お前たちには飲ませないと言ったろう」

パンタローネ「それは……!(略)
おのれ〜〜そうまでしても泉を〜〜」

師父「なに、花火が好きなのでな」
(p113〜114より)

 

 

 

a:隅田川花火大会特別招待者観覧席

b:スイッチ一つで爆発するダイナマイトの箱

c:火をつけると大空に師父の笑顔が浮かびあがる
香港名物特製大仕掛花火

 

 

問10 さて、最後の問題だよ。
私らがこうしている間に、日本でも動きがあるようだね。
次の勝のセリフだけど( )にもっともふさわしい言葉をa〜cから選んでおくれ。

しろがね「お坊ちゃま……」

勝「し……しろがね……あのギイって人は何者なの……

「もしかして、(   )だったんじゃないの!?」(p172より)

 

a:敵

b:テキ屋稼業のフーテンの寅さん

c:テキトーな診察で有名な謎の変態医者

 

 

 

 

ほほほ、ミンシアそしてみんな、出来はどうだったかえ?

それじゃ解答だよ。 答え合わせをしてごらん。

 

 

 

 

 

問1:a もてるなぁ、ナルミ……

問2:a b……パ、パパパパンタローネ様っ!!

問3:c 撮る時は、一声かけてからね♪

問4:b c、怖すぎるよォ

問5:a な、なんでも遅刻はいけないね……

問6:a コミックス(全九巻)もいいよ♪

問7:c a……そりゃ止めるよ、父さん

問8:c 上島○平なら対抗できるかね。

問9:b ホントに好きなんだね、花火……

問10:a cは『だった』じゃないぞ、勝

 

 

 

 

ミンシア「バカねルシール、
こんなの全然たいしたことないじゃない!」

ルシール「……ふん」

ミンシア「何よ! なんか文句あるってのルシール!」

ルシール「採点があるんだよ。これを見てごらん」

ミンシア「え……?」

 

**不正解数で見るあなたしろがね度**

全問不正解 ルシールレベル・・パーフェクト! 人間、捨ててますね。

9問不正解 顔無し司令レベル・・あと一歩、ルシールに負けるな。

8問不正解 ギイレベル・・伝説になりますよ。

7問不正解 ナルミレベル・・みんなが憧れます。

6問不正解 ファティマレベル・・抜群の作戦参謀、頼りにしてます。

5問不正解 ロッケンフィールドレベル・・渋めのポジション。もう一息。

4問不正解 ドミートリィ=イワノフレベル・・ちょっぴりおバカさん。でも愛されます。

3問不正解 ダールレベル・・異色のしろがね? 本能が呪縛すら凌駕してます。

2問不正解 しろがね−Oレベル・・大丈夫。新種ですから、一応。

1問不正解 ジョージ=ラローシュレベル・・わしゃなぐさめが嫌いでな。

0問不正解 しろがね失格・・普通の人間として生きてください。それが幸せです。

(注:各レベルのしろがねはコミックス17巻登場予定です。買ってね♪)

 

 

 

 

 

 

ミンシア「不正解って……
ちょっと待ってよ!
それじゃルシール、あんたは!」

ルシール「もちろん全問玉砕に決まってるだろう、パーフェクトだよ」

ナルミ「すげえな、さすがルシール!」

ルシール「だて200年もしろがねやってないよ。ナルミはどうだったかえ?」

ナルミ「オレは……8問、間違えたぜ」

ルシール「ほう♪ たいしたもんだ。
あんたもだんだんしろがねになってるようだね、ナルミ。おほほほ……」

ナルミ「……あれ、ミンシア……どこに行ったんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ミンシア、遠く離れて一人たたずんでいる)

ミンシア「……父さん、不安です……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(夜の闇にまぎれて、しろがね犬の遠吠え、

(わお〜〜〜ん〜〜と響き渡る)

 

(fin)

(H13.1.26_R.YASUOKA
(Based on comic,
('La Cirque de Karakuri'
(by Kazuhiro Fujita)

 

おことわり:
本作はフィクションです。
登場する、あるいは想起されるいかなる人物・団体・事件・クイズその他とも、
実在のものとは全く無関係です。