からくりサーカスオリジナルストーリー
からくりCD(コミカル・ディフォルメ)劇場
「ぷっちのひみつの日記帳
〜悪戦苦闘才賀正二様防衛戦編〜

 

×月□日

 

きょう くろがむらの おさに よびだされて

おやしきの おさのおへやに いきました。

おさのおへやは とても ひろいです。

ぷっちがはいると おさは かみざに せいざして

おおぷっち きょうは だいじなしごとを たのみたいとゆって

それから てんじょうにぶらさがった ひもを ひっぱりました。

 

そしたら おくの おっきなかべが ふたつにひらいて

かべのなかに おっきな すいそうが あらわれました。

いつもそこには たいや ひらめや えびさんが およいでて

えんかいのときに あみですくって はざまが さばいて

おさや あしはなや みんなで たべてるのですが

きょうはかわりに からだが はんぶんこにちぎれた おとこが

なんぼんの ひもで つられてて ぷかぷか うかんでました。

なんか くらげみたいだなと おもってたら

ひかえいぷっち このおかたはなと おさが ゆいました。

 

このおかたはな くろがむらの そうせつしゃにして だいおんある

さいが しょうじさまで あらせられるのだぞ

ふこうにして このような おからだに なってしまわれたが

さいぼうばいようえきのなかで こうして かろうじて

いのちだけは とりとめて いらっしゃるのだ

ただし いまだこんすいじょうたいで どうしても

おめざめには なってくださらぬのだがな うううう と

はなしてる とちゅうで おさは めがしらを おさえたので

ぷっちも ちょっと もらいなきしました。

 

そこでだぷっち たのみというのはだな

わしは これから むらのけいろうかいに でねばならぬ

そのあいだ おぬしが しょうじさまを みまもっておくれ

もしも おめざめに なられたら すぐ よびに くるのだぞ

だがぷっち まんいちしょうじさまに なにかあれば

しおきとして おぬしを どっかにうりとばしてやるから

きをぬくことなく おまもりするのぞ よいな と

おさは ちょっとこわいかおして ゆいました。

だから はいわかりましたと こたえますと

うなずいて おさは よし それじゃわしは たばこやの

おとみばあさんとの しんぼくを ふかめにまいるぞと

いそいそと でかけてって しまいました。

 

おさが いなくなって しまったので

ひろいおへやに ぷっちだけが のこされました。

ぷっちのめのまえの すいそうで

しょうじさまが ぷかぷか ぷかぷか ういてます。

おめめをつむって きもちよさそに ねています。

こんすいして ねてるから めを さまさないんだと

おさが ゆってましたので

ほんとに おきないのかなと おもって

すいそうを こんこんこんこん たたいてみましたが

たしかに しょうじさまは おきませんでした。

 

そういえば こないだ あしはなが

おひるねしてた はざまの くちのなかに

ひのついた たばこを なげこんだのを おもいだしました。

そしたら はざまは あちちちちとさけんで

な なにすんですかいあにきとゆって めをさましたので

おなじにしたら しょうじさまも おきるかな

ためしてみようかな と おもいましたが

よくかんがえたら ぷっちは たばこを すわないし

ちかくに たばこもなかったので やめました。

 

だけどそれでも なんか あきらめきれなくて

どっかに たばこが おちてないかなと さがしてたら

おにわのほうから えんがわに

のらねこが いっぴき あがってきました。

おさが ときどき えさをやってる ねこで

かたみみが けんかで ちぎれた みけねこでした。

 

ねこは にゃあとないて ぷっちをみると

それから すいそうの しょうじさまをみました。

おさはいつも すいそうの おさかなを あげてるので

きっと しょうじさまのことを たべものだと

おもったのだと おもいました。

ねこは しょうじさまをみて したなめずりすると

それからまた ぷっちをみて にゃあと なきました。

へやのなかに あがりこむと すいそうに ちかずいて

がらすを がりがり がりがり ひっかきました。

 

そこで ぷっちは おさのまねして せいざして

ひかえいねこちゃん このおかたはなと ゆいました。

このおかたは くろがむらの じょせつしゃで らいおんの

さいが しょうじさまなんだよと ゆいました。

きっとじょせつしゃを らいおんのかっこで うんてんするから

むらになくてはならない だいじな おかたなんだよ

だからたべさせて あげらんないんだよと ゆいました。

でも ねこは あきらめきれないようすで

ぷっちのあしに からだを かわいく こすりつけました。

そのようすが ちょっと かわいかったので

ひとくちだけでも たべさせようかと おもいました。

 

そのときとつぜん ねこが なにかけはいをかんじ

ふるるるるると ゆって みがまえました。

なにかなとおもって にわのほうを みたら

おにわの むこうのほうから ますむらが あるいてきました。

ますむらは たんこうぼんのさんかんで なるみにまけたので

なるみに かつため やまごもりで しゅぎょうしてたのですが

いまはすっかり やせいに かえってしまったのです。

はたけのやさいや にわとりを くいあらすので

むらじゅうで けいかいを つよめていた やさきでした。

すると ますむらは おおぷっちひさしぶりだなと ゆいながら

ずかずかと おやしきに あがりこんできました。

それから ますむらは ねこを みつけて

おっうまそうなねこじゃねえかと ゆいました。

そのしゅんかんに ねこは ぎゃっとなくと

みのきけんを かんじて ぴゅーとにげました。

 

あっちきしょおにげやがってと ますむらは ゆって

まあいいや きょうはおさに いけすのさかなを

ごちになりにきたんだからなと ゆいながら

おへやのすいそうのがらすを ばんばん たたきました。

そのとき ますむらの おなかが

きゅるるるるー ぐるぐるぐるーと なりました。

 

ちかごろは どのいえも みはりが きびしくて

そのうえ わなとか いろいろ しかけてるから

もうみっかもなにも くってねえんだよ

とろとか うになんて ぜいたくゆわねえから

なんかさかな くわせてくれねえかなと ゆいながら

ばんばんばんばん すいそうをたたきました。

だから おさかなは いないよと ゆってやりました。

ほんとは ひかえいますむら このおかたはなと

ゆいたかったのですが たぶんますむらには

ひかえいとゆっても つうじないとおもったので やめました。

とにかく しょうじさまが かわりに およいでるから

だからあきらめて さっさと かえってよと ゆいました。

 

ゆわれてはじめて ますむらは

すいそうの なかみに きがついて

うおおおおおと けもののように さけびました。

おなかも ぐるぐるぐるーと なってました。

ちきしょうめ おさが るすだってから

そのすきに さかながくえるとおもったのによ

こうなりゃもうやけだ なんでもいいから

てあたりしだいに がっついて くってやる

まずはぷっちおまえからだと さけんで

ますむらは ぷっちに おそいかかってきました。

 

やめてよ ますむら ぷっちはね たべものじゃないよ

にんぎょうの ぷるちねるら だよと ゆいますと

そしたらますむらは ほらみろ やっぱおめえは

にんぎょうやきの ぷちねりらむね だったんじゃねえかと

ぷっちのあしを がりがり かじりました。

おお すげえはごたえのある かつおぶしだぜと

ゆいながら がりがり かじりました。

 

このままだと ますむらのごはんに されるので

あしから ますむらを ひっしに ひっぱりはなすと

えいやあっと ゆって いきおいよく

ますむらを ちゅうに なげとばしました。

そしたらますむらは わーと さけんで

くうちゅうを とびながら にかいてんほどして

どぶんと すいそうのなかに おっこちました。

いきなりとびこんで ますむらは びっくりしてたけど

すぐにおちつくと こんどは

すいそうのなかにいる しょうじさまに きがついて

やったぜ きくらげめっけと たいそうよろこんで

わきばらに がぶりと かみつきました。

 

しょうじさまを くいちらされたら たいへんなので

ぷっちも すいそうに どぶんと とびこんで

いっしょうけんめい ますむらを とめました。

しょうじさまに かみついた ますむらの くちに

わきから ぐいと りょうてを つっこんで

おもいきり ひっぱって はなしました。

ますむらのくちが さんばいくらいに ひろがって

ぶくぶく ぶくぶく あぶくを はきました。

ぶくぶくぶく このやろぷっち ぶくぶくと ゆって

しょうじさまに くいついた くちを はなすと

ぷっちめがけて めがとんぱんちを うってきました。

 

ますむらの ひっさつめがとんぱんちはと ゆうと

すいちゅうで すぴーどはおちてても すごいいりょくで

あやうくふきとばされそうに なったのですが

ちょうど ちかくでういてた しょうじさまで ふせいで

なんとか ちょくげきは まぬがれました。

ますむらの たいせいがくずれた そのすきに

たまたま てにもってた しょうじさまを たたきつけると

ひるんだそのすきを ついて つかみかかって

そのまま すいそうの そとへと なげとばしました。 

 

すいそうからでて ますむらと らんとうしてるうちに

ぷっちは あることを おもいだしました。

それは はざまが へへへぷっち これはだな

あにきが ますむらに おそわれたとき

これをつかって みをまもって もらうんだぜ すげえだろと

ちょうきょうりょく すたんがんを もってたのです。

おもしろそうだから ぷっちは それを うばって

おざきや あしはなで いりょくをためして あそんだりしてたのを

ぽっけにいれて そのままに してたのです。

 

だから そのすたんがんを ぽっけから とりだして

ますむらに あてて すいっちを いれました。

そしたら びばばばばばと おとがして

ますむらのからだが どくろになったり ひかったりしました。

じゅうまんぼるとの いりょくは さすがで

ますむらも そうとうの だめーじを うけたようです。

さすがに あしはなみたいに しっしんしたりは しませんが

ますむらは きゃいんきゃいんと しっぽをまるめ

そのまま にわのほうへ にげだしました。

ますむらをたいじできて よかったなと おもいました。

 

ますむらを げきたいできて むらが へいわになったので

うれしかったので えいえいおーと ばんざいしました。

そういえば さっきのねこは どこいったかなと おもって

ねこちゃんや もうだいじょうぶだよと おにわを さがしました。

でも ねこがいなくなってたので ざんねんにおもって

それで あきらめて おうちへかえろうと おもったとき

あれれれ なんかわすれてるなと そんなきがしました。

 

わすれるくらいなら たいしたことないかなと おもいましたが

でもいちおう なんだったっけと かんがえてみると

そういえば しょうじさまのことを わすれてました。

てへと おもいながら すいそうをみると しょうじさまは

さきほど ますむらにかみつかれた しょっくからか

なんか しろめを かっと ひんむいてて

すいそうに どざえもんみたいに ぷわんと ういてました。

やばい しまったと おもったので

うんしょっと しょうじさまを ひきあげて

まうすつーまうすで じんこうこきゅうを しました。

だけどぷっちは よくかんがえると にんぎょうだったので

うまく まうすつーまうすが できませんでした。

 

だからこんどは しんぞうまっさーじを してみました。

おきゃくさんこってますねと ゆいながら

しんぞうを もみもみと まっさーじしました。

かのうだったら あはんとか うふんとか ゆうのですが

だけど しょうじさまは しろめをひんむいたまま

からだを ぴくぴく けいれんさせるばかりでした。

このじょうたいで おさが かえってきたら

おこられて うりとばされてしまうと おもったので

なんとかしなきゃと あせって しまいました。

 

とりあえず しょうじさまが しろめをひんむいていると

まるで いまにも しんじゃいそうに みえたので

しろめだけでも なんとかしようと おもいました。

それで しょうじさまの まぶたに てをかけて 

ぐいっと おめめを つむらせました。

まぶたが まるで しごこうちょくみたいに かたくなってて

たいへんだったけど どうにか つむらせることが できました。

 

だけども めを つむらせてみると

なんか かえって しんじゃったみたいに なってしまい

このままじゃ やっぱり おさに おこられると おもったので

となりのおへやから ゆせいまじっくを もってきて

しょうじさまの まぶたに おめめを かいて

おきてるみたいに してみました。

おほしさまも いれて きらきら ひからせました。

ついでに まつげも かきました。

なんか しょうじょまんがの おおじさまみたいになって

しょうじさまの おとこまえが あがりました。

 

だから もっとおとこまえに したくなって

さーびすで まゆげとおひげを かいてあげました。

おひげをかいた しょうじさまは

なんだか ふぇいすれすしれいに にてました。

だから ふぢたせんせって きゃらのかき(以下不適切な表現につき自主削除)

おもいかけましたが でも きっと

これもなにかの ふくせんなんだなと おもって

かんがえるのを やめました。

いたるとこ ふくせんをはりめぐらせてて

からくりさーかすって ほんとすごいなと おもいました。

 

そしたらそこへ ろうかの むこうから

やったぞ ついに でーとのやくそくを とりつけたぞ

ばんざーいと ゆう おさのこえが

どったんばったん あしおとと いっしょに ちかずいてきました。

おさがもどってきた やばいと おもったので

あわてて しょうじさまの うしろにかくれました。

そのとき ちょうど おさがはいってきたので

うしろから しょうじさまのてを うごかして

おかえりおさ わたしは しょうじさまであるぞ

いま めがさめたぞ おっはー と ゆってやりました。

ちょっと あわててたので おっはーを ゆいまちがえて

おっさー と ゆってしまいました。

 

すると おさは なんでか おめめが おっきくなり

それから かおを まっさおにしたかとおもうと

わーとさけんで こしを ぬかして へたりこみました。

からだが わなわな ふるえてて

そのうえなんか ちのけがどんどん なくなってくようなので

しんぱいで だいじょうぶおさ と ききました。

そしたら おさは こんどは かおを まっかにして

ぷ ぷぷぷぷぷっち おおおおおおまえ

しょしょしょしょうじさまにたたたたいして なんてことを と

くちびるを ふるわせながら ゆったので

ちがうよおさ ぷっちはぷっちじゃないよ しょうじさまだよ

そうゆって しょうじさまのりょうてを ぶらぶらうごかして

そのまま かんかんのうを おどってみせました。

 

おさも いっしょにおどってくれるかなと おもいましたけど

でもおさは おどってくれなくて

はげあたまを ゆでだこみたいにして おこりました。

だから あのねおさ ちがうんだよ ぷっちわるくないよ

ねこちゃんがきて すいそうで ますむらとたたかったからと

それから ますむらを すたんがんで しろめをむいて

ひっしになって まもったんだよ といいわけしました。

 

だけども おさは ぜんぜんきいて くれなくて

とつぜんに へやのらんまにかけてた やりを つかむと

おおのれぷっち おぬしのような ふらちものは

このばで ぎたんぎたんに せっかんして

それから よこはまにんぎょうのいえに うりとばして

かねたかかおるの これくしょんに くわえてもらってくれるわと

やりを ぶんぶんふりまわし ゆいました。

 

どうせなら かねたかかおるよりも

きたはらてるひさの ぶりきおもちゃこれくしょんのほうが

いいのになと ゆったのですが

もうおさは ぜんぜんきいて くれなくて

いかりくるって やりをふるって おそいかかってきたので

しょうじさまをかかえて ひっしに にげました。

だけど にげながら ぷっちは ぶりきでできてないから

きたはらこれくしょんには なれないのかなと おもいました。

 

おさにおっかけられて ぷっちは

おにごっこみたいに おへやをぐるぐる にげました。

でも にげてるうちに しょうじさまが

りょうてに かかえたままだと じゃまになったので

えいやーっと ゆって なげすてました。

すると しょうじさまは ひゅーっととんで

ぼちゃんと おにわのおいけに おっこちました。

 

ゆいわすれたけど おさのおにわの おいけには

あまぞんがわの ぴらにあぐんだんが かわれてて

ときどき おさが おさにはむかったやつを

どんと つきおとしたりして あそんでるのですが

そこに しょうじさまが おっこちてきたので

おいけのなかの ぴらにあさんたちは みんなよろこんで

おいしそうに しょうじさまに たかりました。

 

おさは そのようすをみるなり

ひええええと さけんだと おもうと

しょうじさまを おっかけて いけに とびこみました。

おいけの ぴらにあさんたちは ますます よろこんで

わーいってかんじで おさに たかりました。

このままじゃ おさも しょうじさまも

ぴらにあさんの おやつになって しまうので

なんとかしなきゃと かんがえました。

それでさっき ますむらをおっぱらった すたんがんを

えいやっと いけに つっこんで

そして ぽちっと すいっちを いれました。

 

ばちばちばち と おとがしたかと おもうと

おいけから ぷかぷかと ぴらにあぐんだんが ういてきました。

ついでに おさも しょうじさまも ういてきましたので

ようやっと ふたりを いけから ひきあげました。

しょうじさまの おなかとか てくびとかに

ぴらにあの はがたが いっぱいついて ばばっちかったので

はがたのついてる ぶぶんを ちぎって

おいけに なげすてたら きれいに なりました。

だけど せっかくおかおに いろいろかいたのが

みずでながれて なくなったので ちょっと やでした。

 

おさは しろめをむいて ぴくぴくしてましたが

もみもみと しんぞうまっさーじを してあげると

あはんうふんと ゆいながら いきかえりました。

いきかえった おさは まだ へろへろでしたけど

ぷっちをみると ぜえぜえ おのれぷっち ぜえぜえ

そこえなおれ ぜえぜえ せいばいしてくれる ぜえぜえと

まるで うわごとみたいにして ゆってました。

せいばいされるのが やだったので

うごけないうちに もっぺん おいけになげこもうかと おもったとき

となりにねてた しょうじさまの くちから とつぜんに

うーとゆうこえが きこえました。

 

そのしゅんかん おさは がばと おきあがって

しょうじさま もしやおきがつかれましたかと さけびました。

それでつられて しょうじさまを みると

つむったままだった まぶたが ゆっくりと あいて

しろめじゃない ほんとの おめめが あらわれました。

やった とうとう おめざめになられたーと おさは

しょうじさまの からだを かかえて ぴゅーと はしって

すいそうに しょうじさまを もどしました。

 

すいそうで しょうじさまは いしきを とりもどました。

おめめを ひらいて おおおさかと こえを だしました。

お おおさかと じゃなく おお おさか と ゆってました。

すいそうのなかから こえがきこえるのが ふしぎでしたが

しょうじさま ああしょうじさま しょうじさまと

おさが たいそう よろこんでるので

こまかいことはきにしないで ふかくかんがえないことにしました。

 

おさは だれかあるか すぐに むらのおもだったものをあつめよと

おへやのそとに さけびました。

だから だれかよんでこようかと いこうとしたら

もういいぷっち たのむから もうよけいなことは しないでくれと

おさに ゆわれてしまいました。

せっかくしょうじさまを いきかえらせて あげたのに

おさにほめてもらえなくて とても ざんねんでした。

だから ちょっとだけ さみしいきもちで かえりました。

 

だけど かえるとちゅうで おにわをみますと

おいけに もどってきた ますむらが ぴらにあさんと

くうか くわれるかの たたかいを くりひろげてました。

けんかはよくないと おもったので

もっぺん びばばばばと ますむらたちを たいじしました。

こんどはきぜつして ぷかあっとういた ますむらをみて

さみしいきもちが ちょっとだけ へりました。

ますむらたちも いっしょうけんめい いきてんだ

だから ぷっちも いっしょうけんめい がんばって

またあしたも げんきでがんばろうと おもいました。

さいごのさいごで はーとふるなてんかいになって

なんか よかったなと おもいました。

 

おしまい

 

(H14.7.11 R.YASUOKA
(Based on comic,
('Le Cirque de KARAKURI'
(by Kazuhiro Fujita)

 

おことわり:
本作は藤田和日郎原作・超熱血欧風機巧活劇「からくりサーカス」を題材にしたフィクションです。
登場する、あるいは想起される、いかなる人物・団体・事件・正二様その他も、実在のものとはまったく無関係です。