茶房「起承転結」オリジナルストーリー
「盂蘭盆会(うらぼんえ)」〜その2〜
そのあと、大人たちがみんなでビールとかをのみはじめたので、こう一くんとゆみちゃんとでゲモスタンをしました。だけど、ぜんぜんかてませんでした。こう一くんはレベル26、ゆみちゃんはレベル24だったからです。
だから、
「二人とも、強いね。」
と言いますと、
「夏休みがはじまってから、ずっとレベル上げしてたから。」
と言われました。
だから、三人でパーティーモードでレベル上げをすることにしました。二人がたすけてくれたので、やっとテロゾフをたおすことができて、うれしかったです。おれいに、ゲモロンでのかくしアイテムの場しょととりかたをおしえてあげますと、ふたりとも、
「そうなんだ、ここにあったんだ。」
とよろこんでくれました。
そうして、みんなであそんでいると、なんか気はいをかんじたのでうしろをふりかえりました。すると、いつのまにか、ふみえお姉さんがせまって来ていて、長い木のえだをのばして、こしにまいていたスポーツタオルを、スカートめくりみたいにめくろうとしていました。
「なにすんだよ。」
と、立ち上がってよけますと、お姉さんもおき上がって、
「まーことー、ちんちん見せろー。」
と言って、えだをもったままおいかけて来たので、にげました。ふみえお姉さんは、白いかおがまっ赤になっていて、すっかりよっぱらってました。こう一くんとえみちゃんもおもしろがって、一しょにおいかけてきたので、ひっしになってにげました。そのうち、ふみえお姉さんにおいつめられてしまったので、はんげきして、
「おっぱいみせろー。」
と言いながら、ふみえお姉さんの水ぎをとろうとしますと、
「きゃっ、やめ、えっち、たすけてー。」
と、ひめいを上げてふみえお姉さんがにげたので、おいかけようとしたら、お父さんが、
「やめんかふみえ、どこまでち女なんだおまえはー。」
とおこりました。おばあちゃんも、
「あんたらねー。いいかげんにせんと、川らに正ざさせて、そうめんぬきにするよー。」
とおこったので、おいかけっこをやめになりました。こう一くんがしゅん一おじさんに、
「パパ、ち女ってなに。」
と聞いてましたが、しゅん一おじさんは、
「子どもはしらんでいい。」
と言って、こう一くんのあたまをはたいてました。
そのとき、お母さんが、手をたたいて、
「ほらほらみんなー。そろそろはじめましょうよ。」
と声をかけたので、ながしそうめんがはじまりました。
お母さんとまさ子おばさんが、ひやしたそうめんをそうめん台にあけますと、中でそうめんがぐるぐる回って、自どうてきに一口分ずつすくい上げられて、そうめん台の一ばん上からコースにそってすべりおちてきます。みんな、
「わあ、すごーい。」
と言いながら、みんなですくってたべました。
とくに、スパイラルになってるところが、そうめんがぐるぐる回りながらながれていくので、すごかったです。ぼくとえみちゃんとで、ぐるぐる回るよう子を見ていると、うしろからしゅん一おじさんがきて、えみちゃんに、
「えみ。しず馬おじさんにタイムマシンのこと、聞くんだろ。」
と言いました。すると、お父さんが来て、
「ほう。えみちゃん、タイムマシンにきょうみをもったのかい。」
と、うれしそうに言いました。
えみちゃんは、さいしょ、下をむいてましたが、かおを上げると、
「あのねおじさん、時間が、こんなふうにぐるぐるまきなのって、本と。」
としつもんしました。すると、お父さんは、
「そうだよね、ふしぎだよねー。どうしてまっすぐじゃないんだろうね。」
と言いながら、ながしそうめん台のスパイラルをさわってから、
「じつはね、おじさんたちも、本当に時間がこんなすがたをしてるのか、見たことはないんだよ。」
と答えました。
本当は、お父さんは、家でよっぱらうたびに、同じことをなんども聞かせるので、つぎになにを言うかはわかってましたが、だまっていますと、お父さんはやっぱり、
「でもね、じっさいにタイムリープしたきどうとか、そりゅう子のゆらぎとか、ワームホールのひずみとかをかんさつすると、それぞれにゆがみがあって、そのゆがみを計算するとね、時空そのものがこういうふうにらせんこうぞうをしている、と考えると一ばんむじゅんが少ないんだよ。」
と、いつもと同じことをいいましたが、それからえみちゃんのかおをみて、
「うー、そりゅう子とからせんこうぞうとか言っても、えみちゃんにはまだ、わからないかな。」
と言いました。えみちゃんは、よくわからないみたいだったので、お父さんは、
「それじゃ、タイムリープのげんりはしってるかな。」
と聞いて、それから、ながしそうめん台をゆびさすと、
「この、ぐるぐるまきのところがあるだろ。ここをそうめんがながれていく。このそうめんがぼくたちで、ぐるぐる回りながら下へ、つまり未来にむかっているんだよ。」
と言いました。うしろから、こう一くんがはしを出して、そうめんをすくってたべました。
お父さんはつづけて、
「このそうめん台に、あなをあけたとしよう。そうしたら、そうめんはあなからおちて、下のだんのそうめん台におちるだろう。下のだん、その下のだんにもつぎつぎあなをあけると、どんどん下へおちてくよねー。これがつまり、タイムリープなんだよね。」
とせつ明しますと、えみちゃんは、
「うん。どんどん未来へタイムリープしてくんだ。」
と言いました。お父さんは、
「えらいな、よくわかってるね。その時、いつの時だいにタイムリープしたのか計算する時に、時空がこんなかたちをしているとかていすると、正かくなリープさきがわかるんだよ。」
と言いますと、えみちゃんは、
「わかった。だから、ご先ぞさまが今日ここにリープしてくるのがわかるんだ。」
と言いました。すると、お父さんはとてもよろこんで、
「そうだよ。頭いいな、えみちゃんは。大きくなったらか学しゃになって、おじさんのけんきゅうを手つだってくれないかな。」
と、えみちゃんの頭をなでました。だけど、えみちゃんは、
「えー。だってえみちゃん、スーツアクターになるんだもん。」
と言ったので、お父さんはがっかりしてました。
お父さんのせつ明がおわって、そうめんをたべようとしたら、こう一くんが、
「まことくん、タイムマシンにのったことあるの。」
と聞いてきたので、
「ううん、ないよ。」
と言いました。すると、こう一くんは、
「なんで。おじさんの作ってるタイムマシンに、のせてもらえないの。」
とまた聞いてきたので、
「でも、だって、未来へいっても、帰ってこれないんだよ。」
と答えました。こう一くんが、
「だけど、未来の自分にあってみたいじゃん。」
と言ったとき、お父さんが、
「こう一くん。今のぎじゅつのタイムマシンでは、未来の自分には、あえないんだよ。」
と言うと、右手にビールをもって、左手でこう一くんのせ中をおして、そうめん台へつれて行きました。そこで、スパイラルをゆびさして、
「今のぎじゅつではね、未来へ行っても、そこからかこへ、つまり今へもどってくることができないんだよ。だからね、つまり、未来へ行きっぱなしになるから、未来へいっても、そこに未来の自分はいないんだよ。」
とせつ明したけれど、こう一くんは、よくわからないようすだったので、
「そうか、こう一くんにはまだ、むずかしいかな。」
と言いました。でも、こう一くんは、
「おじさん、つまり、タイムマシンでかこに行けないの。」
と聞いたので、お父さんは、
「そうなんだよ。この、そうめん台で言うとね。」
と言って、ビールをのんでからはしをもって、そうめんをすくって、
「このそうめんは、引力で下へ引っぱられてるだろう。時間にもね、同じように、未来へ引っぱる、とても強い力があるんだよ。りろんをていしょうしたか学しゃの名まえをとって、この力をマイスナー時引力と言うんだけどね。りろん上は、このマイスナー時引力を上まわる強い力をくわえれば、ものをかこへおくることもできるんだけど、まだ実げんしてないんだよ。」
と言いました。
すると、しゅん一おじさんが、
「未来へ行くぎじゅつは、もう、ご先ぞさまのころから、百年い上もまえにかくりつしてるのね。」
と言いました。お父さんは、
「そうなんだ。タイムリープりろんのかくりついらい、かこへのそこうはたくさんのか学しゃがけんきゅうしてるけどね。げん実てきにありえないほどぼう大なエネルギーがひつようだということがわかったきり、しん歩が止まってるんだよね。」
と言ったので、しゅん一おじさんは、
「なるほど、たしかに、未来から未来人がやって来たことはないからね。けど、かこへ行けるなら、行ってみたいよなー。」
となっとくしてました。
すると、とつぜん、ふみえお姉さんがやって来て、
「けどね、そうでもないんだよー。」
と言うと、そうめんをすくうと、
「このね、マイスナー時引力。これにさからって、はしですくって、めんつゆをつけて、たべる。そしたら、おいしいでしょー。」
と、おいしそうにたべたので、えみちゃんもまねしてすくってたべて、
「おいしいー。」
と言いました。お父さんはあきれて、
「ふみえ、おめー、よっぱらってるな。」
と言いますと、ふみえお姉さんは、
「やーね。うそうそ。よってなんかないもーん。」
と、もう一ど、そうめんをはしですくいとりました。すると、お父さんは、
「おまえ、まさかまだ、トリエスタンワームホールをあきらめてないのか。」
と聞きますと、ふみえお姉さんは、そうめんを口にふくんだままだったので、まず手をふって、そうめんをのみこんでから、
「さすがにあれは、あのほうしゃせんをなんとかしないとねー。で、今考えてるのはね。」
と言いました。それから、そうめん台にはしをむけて、えみちゃんに、
「この、未来へむかおうとする力があるでしょ。タイムリープするぶっ体は、この力にひっぱられて、うんどうエネルギーを生じて未来へいどうするんだけど、強力なじかいでこのいきおいをりようして、はんてんさせる。すると、この、未来へ行こうとするエネルギーが、まるまるかこへむかう力になるんだよ。そうすれば、いままでのりろんちよりはるかにちいさなエネルギーで、かこへのそこうがかのうになるんだから。」
と、そうめんをぽいっとちゅうへほうり上げて、おちてきたそうめんをぱくっとたべました。
すると、お父さんは、
「セリヌンティアじかいかよ、そりゃ、まだかせつにすぎないだろ。だい一、てんいのためにじかいをこうちくするにせよ、ぼう大なエネルギーがひつようなのはかわらないしな。」
と言うと、ふみえお姉さんは、
「うふふ。」
とわらいました。
ふみえお姉さんたちが言ってることは、ぜんぜんわからなかったけど、そうめんのたべかたがかっこよかったので、まねしてそうめんをほうりなげようとしたら、おばあちゃんに、
「こら。たべものそまつにしちゃいけん。」
とおこられました。
そうめんをたべおわったころ、ふみえお姉さんがジェネレータのそばでかわかしていたふくを見ると、かわいていました。
「ほらほら、まことのパンツー。」
と言いながら、ふみえお姉さんがふくをとってくれたので、それをうけとって、きがえました。きがえおわってみんなのところへもどると、あとかたづけをやっていたので、手つだいました。お母さんとまさ子おばさんとえみちゃんが、みんなのしょっきをかたづけにあらい場へ行きました。だから、こう一くんとしゅん一おじさんと一しょに、ながしそうめん台をかたづけましたが、ミニエアにかいぞうするのがうらやましかったので、こう一くんに、
「これ、ほんとにミニエアにかいぞうするんだ。」
と聞いたら、こう一くんは、
「うん。これにジャンプ台とエアポケットをつけるんだよ。」
と言いました。すると、しゅん一おじさんが、
「まことくんもミニエアもってるんだ。」
と聞いてきたので、
「うん。」
と答えますと、しゅん一おじさんは、
「じゃ、今どあそびにおいでよ。こう一とおじさんとでレースしよう。」
と言われたので、うれしかったです。
ながしそうめん台を分かいしていたら、きがえおわったふみえお姉さんがもどって来て、
「あ、まこと。そっちのコードはぬかないでね。」
と言いました。
見ると、ジェネレータのコンセントにコードがささっていて、そのうち一本が、川らにあるさっきのきかいのほうにつながっていました。すると、しゅん一おじさんが気がついて、ふみえお姉さんに、
「あれ、これ、なんかつながってんですか。」
と聞きました。すると、ふみえお姉さんは、
「あ、こ、これね。ちょっと、クレーディーをじゅう電させてもらってんの。」
と答えました。だけど、しゅん一おじさんは、しんじてなくて、
「あ、あの、もしかして、また、きょ年の、あの、花火の時のあれ、やめてくださいよ。」
と言いかけましたが、ふみえお姉さんは、
「あははは。そういや、そんなこともあったっけねえ。」
とわらいながら言いますと、しゅん一おじさんは、
「いやいや、わらいごとじゃないですよ。ほんと、かんべんしてください。トラウマです。ぼく、今でも、あの時の、朝がおのばけものとか、フラッシュバックすんですよ。」
と言いました。ふみえお姉さんは、頭をかいて、
「いやー。あの時はびっくりしたわよ。まさか、トリエスタンワームホールがさ、しょくぶつのせいいくに、あんなえいきょうするなんてね。」
と言ってから、しゅん一おじさんのかたをたたいて、
「いーじゃんいーじゃん、たすかったんだしさ。そうそう、母さんの車いす、あれさ、すごいねー。あれを、父さんがね−。」
と、話をそらしてごまかそうとしましたが、しゅん一おじさんにはぜんぜんつうじませんでした。しゅん一おじさんは、
「とにかく、なんかたくらんでるって、しず馬さんに言いますからね。」
と言って、お父さんたちのところへもどろうとしました。
すると、ふみえお姉さんは、
「なによあんた、まさ子とけっこんできたおんをわすれたか。」
と言いながらおいかけました。すると、しゅん一おじさんは、
「それとこれとはべつですよー。」
と言ってにげてましたが、まさ子お姉さんにつかまりました。まさ子お姉さんは、しゅん一おじさんのかたに手をまわして、
「しゅん一くーん。しゅん一くんに、そんなうたがわれたら、ふみえ、かなしいなー。」
と言ってから、しゅん一おじさんにだきつきました。
しゅん一おじさんは、にげようともがきながら、
「や、や、いやいや、ばかなことはやめ、やめて先ぱい、子どもが見てます。」
と言いましたが、ふみえお姉さんは、
「あーら、子どもにとっても、いいべん強になるじゃないの。」
と言いながら、しゅん一おじさんの体のいろんなところをくすぐりました。くすぐりながら、ふみえお姉さんは、
「ほーらみんなー、しゅん一くんはねー、うしろから耳たぶをなめられると、弱いんだよー。」
とおしえながらくすぐったので、とてもべん強になりました。しゅん一おじさんは、ていこうをつづけながら、
「いやいや、そんなことないでしょ。いやいや、いひゃ、やめて、そこは。はなして。まさ子に見られたら、また、ちの雨がふるからー。」
と言ったので、空を見ましたが、雨はふってませんでした。
そのうち、しゅん一おじさんは、
「わかった。こうさん。わかりました。でも本と、さわぎはおこさないでください。」
と言ったので、ふみえお姉さんは手をはなしました。
しゅん一おじさんは、ながしそうめん台をかたづけると、こう一くんの手を引っぱって、こう一くんに、
「いいか、おまえはなにも見なかった。いいな。」
と言いながら、あらい場のほうへと二人で歩いて行きました。
ふみえお姉さんは、それを見ながら、
「よし、口ふうじせいこう。」
と言って、手をぽんぽんとはらってから、
「まこと。あんた、いま、やきもちとかやいたー。」
と聞いてきたので、
「やきもちってなに。」
と聞きかえしますと、ふみえお姉さんは、いきなりだきついてきて、体じゅうをくすぐってきました。
「まだまだお子ちゃまだねー。まことくんは。」
と言いながらかおをよせてきたとき、おさけくさかったので、ひっしににげて、
「やめてよ、よっぱらいー。」
と言いました。すると、ふみえお姉さんはおおわらいしてから、
「まことー、はやくいい男にそだつんだぞー。そだって早く、あたしにあいにくるんだぞー。まってんからなー。」
と言いました。そのすぐあと、ふみえお姉さんはふらふらと歩くと、ベンチによこになって、そのままねてしまいました。
でも、この作文をかいてるとき、うしろからふみえお姉さんが、
「うそよー。あたし、こんなこと言ってない。けしなさい。けせ。」
と言いながらくすぐってきましたが、本とにいったのでけしません。
ふみえお姉さんがねてしまうと、お母さんがよってきて、
「あらあら、ふみちゃんったら。だめだって、こんなとこでねちゃ。」
と言っておこそうとしましたが、おばあちゃんが車いすで走ってきて、
「りんちゃん、おこしちゃいけんよ。やっとしずかになったけんねー。」
ととめました。お父さんも、
「そのままほっとけ。そろそろじかんだから。」
と言ったので、そろそろおぼんがはじまるのかと思いますと、えみちゃんとまさ子おばさんが、なすときゅうりをもってきました。すると、おばあちゃんが、
「あら、まさ子、えみちゃん。こんなの、よく作ったわねー。」
とかん心したので、みんなで見ますと、なすときゅうりに、木のぼうがさしてあって、どうぶつみたいになってましたので、おばあちゃんに、
「おばあちゃん、これ、なんなの。」
と聞きますと、おばあちゃんは、
「むかしのね、ほんとのおぼんにはこういうのを作ったものよ。ご先ぞさまがのる、のりものなのよ。」
と言ったので、
「でも、ご先ぞさまは、タイムマシンにのってくるんでしょ。」
と聞きますと、おじいちゃんがおばあちゃんにかわって、
「もっとむかしのご先ぞさまとかが、これにのってくるかもしれんのー。」
と言いました。お父さんが、
「それじゃこれも、そばにおいとこうかね。」
と言ってから、時計をみて、
「あと五分。」
と言うと、パピレットを出して、ざひょう計算をはじめました。おじいちゃんが、
「このへんでええかの。しず馬。」
と聞きながら、おばあちゃんの車いすをおしてうごかしてあげました。
「いよいよね。」
と、まさ子おばさんが言いますと、えみちゃんが、
「来るの。ご先ぞさま。」
ときいたので、しゅん一おじさんが、
「そうだ。未来へむかうと中に、ちょっとだけこの時だいをとおりすぎるんだぞ。」
と言いました。すると、えみちゃんは、
「わかった。さっきのそうめん台みたいに、上のだんからおりてくるのね。」
と言ったので、しゅん一おじさんはあたまをなでてました。
こう一くんが、
「一ばんまえでみようよ。タイムマシンってさ、花火みたいにきれいだから。」
といったので、一しょにまえに行きました。
だけど、うしろを見て、ふみえお姉さんをさがしますと、ベンチでまだねてたので、気になって、ふみえお姉さんのほうへ行こうとしたら、
「どこ行くの、まこと。そろそろよ。」
とお母さんに言われたのでそっちを見ますと、そのとき、みんなの前の、なにもないところがいきなりぴかぴか、あおく、光りはじめました。
おことわり
本作はフィクションです。
本作に登場する、若しくは想起されるいかなる人物・事件・団体・場所その他も
すべて実在のものとは全く無関係です。
なお、やっぱりおこがましいのですが本作の無断転載はご遠慮ください。
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